物欲懺悔室

とまらない物欲とその懺悔を繰り返すブログです

理解はできるが、納得はできないこと

要約すると、そんな言い方せんでも違う言い方してくれたらよかったのに、とかいう圧倒的に自分が悪いくせに、わかってはいるが、貴様の言い方が気にくわないみたいな、斜め上案件という話を壮大に書いてみただけだなと書き終わって気づいたので最初に書いておきます。

昔からアニメやゲーム、漫画が好きで、まあ度が過ぎてるとか思うんだけど、でもそれを尊重してくれたり、理解してくれたり、一緒に好きだって言ってくれる人の方が多くて、それが当たり前なのかもしれないって若干勘違いしていた。

本当、周りが優しかったんだね。

自分が好きなものの話をするときにそうなんだ、って聞いてくれたり、興味があるように聞き返してくれたり、それ私もわかるー!とか。

趣味についてよくわからないって拒否されるのはまあ、自分にだって理解できないものはあるけれど、自分が理解できないを超えて相手をどうして執拗なまでに否定する必要があるのかわからない。

一方だけの、自分だけの視線になってしまうからあれだけど、文章にしたら気持ちが整理できるかなと思ったので書く。

執拗に否定されたというか、同じ言い方にしても物のいいようってあるよなと思っていて、少なくとも私の趣味が相手に不快感を与えているとしたなら、それは謝るべきところであって、本当に申し訳なかったと思うことはある。

今回の件に限らず、本当に物は言いようだな、と思うことが多々あって、同じようなことを実際は言われてるのだけど、その人の言い方ひとつというか、物腰が柔らかいというか、注意にしても、ああ本当に申し訳なかったな、気をつけます、という気持ちになるときと、なぜいきなりこんな風に言われなきゃならないんだ? と先に怒りがこみあげてしまうときもあって素直に自分が悪くても、そんな言い方される筋合いはない、が先に立ってしまって、素直にごめんなさいができなくなる自分の狭量さに辟易する。

それなのに、素直に謝れないのに謝る自分もどうなんだよ、とか思ってしまうから人間として本当に質が悪い。

ありがとう、ごめんなさいって簡単なようで本当に難しいもので、自分は指摘されるにしてもその人の言い方ひとつ次第で受け取り方を変えてしまう。

今までの関係性とかで、指摘が上手であったりとかで、この人に言われるなら、とか、確かにその通りすぎる!とか、どうしてそう思ったのか?っていう話から入ってもらえると話してるうちにお互いの主張がわかるので、なるほどな、ってなったりするんだけど、一方的に主張されると理解はできるけど、その言い方は納得はできない、みたいになってしまう。

私は自分が理解できないものは、理解してみようとは思うけど、自分自身を理解してほしいとは思ってない、と言いつつ、こうして理解できないと否定されると悲しくなるというわけのわからなさを抱えている。

書けばまとまるかと思いきや全然まとまらなかった。

けど、やっぱり痛感したのは、私は確かに周りの人に恵まれていて、家族だったり友達だったり、私という面倒くさい人を面倒くさいなりに受け入れてくれているから自分がいるのであって、(できなくて疎遠になったりもするけど)、それは、けして当たり前のことではなく、ほんの些細な主張の違いで互いに譲れなくなるかもしれないけど、それでも考え方だけではなく「その人」として相手を尊重し続けることができるからこそ、人間関係を続けていけるのだとしみじみ感じた。

人と出会って、1番気づいたのは、自分にないものを持つ人への尊敬がなければならないな、ということで、私はそれに、この数年であらためて気づかされたなあと思う。

ただ極端なので合わないなと思ったら決別をすぐ感じるので(早々に生じる矛盾)、今回の件は遠慮なく決別してよいのだと若干の安堵すら今感じてる。

なんにせよ、理解してもらえるということは当たり前ではないということ。

本当に本当に稀でありがたいということ。大切な人たちに甘えすぎないこと。

あと今回の件で自分が言われるより人がそんな言い方をされることのほうが何十倍も辛いことがわかった。

自分の痛みは自分でこうして消化できるけど、人が受けた痛みは察せてもどこまでか量れない。

気にしてないって言っていても自分が思う以上に傷ついているかもしれない…。

それがもどかしくて辛くて、人の痛みを分からないなりに感じる辛さ、なのかもしれないと思った。

自分の態度1つで人を巻き込んでしまう、本当に良くないなと思った。

これも傷ついてるのかな? とか考えてる自分が傷ついてて本当に相手の痛みを察せてないんじゃないかとか考えて嫌になる。

でも苦しくて悲しいという事実だけはそこにあって、それは、確かだった。

 

水出しのお茶を作るのに新しいボトルを買った

前回の米の話に続き、お茶の話です。

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お茶をがぶがぶ飲みたいので、2L入るどこでも売ってるお茶ボトルを使っていたけど、がぶがぶ飲みたいのに結構お茶が残る事が増えた上になんかおいしくなかったので、お茶ボトルを変更した。

750ml入り、デザインにもよさがある。

何より、キャップがコルクを抜くように、ポンッと抜くのがよい。

茶葉をぼわっとボトルにぶちこめば、フィルターが中に入っているので、茶葉を残してお茶を注げる。ただし細かい茶葉は普通に出てくる。そんなときは茶葉ごといただく。

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面倒くさがりなので、水出しである。

昔はやかんでお茶を煮出していないとなんかおいしくないという概念があったが、お茶に詳しい弟が遊びにきたときに水出しでも十分おいしいというので水出しを今は受け入れている。うまい。

大体750mlのお茶を1日で飲みきるので、夜に飲み終えたら、またお茶を作っておく。

そうすると、不思議なことに、朝、お茶が復活している。

病気の関係で握力に衰えを感じる今日このごろだけど、ペットボトルのように回してあける必要がないので、まだ開けやすい気がする。

ただしガラスなので(しかも薄い)洗ってるときに粉々に割りそう。

アイスコーヒーも作れる。

夏になったら追加で買って試して見たいと思う。

フルーツティなどもよい。夢が広がるし、冷蔵庫の見栄えも良い。

良い買い物だった。

 

 

ごはんの鍋(土鍋)でお米を炊く習慣

昨日くらいからずっとお米の話をしている。

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米はとてもおいしいが、最近は糖質制限ダイエットのせいで米は食べない方がよいてきな雰囲気をとても感じる。

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米におこげができると、おせんべいのような匂いがしてとても香ばしくおいしいのだが、1合でこれだけおこげができるともちもち部分が結構少なくなる。難しい。

これはごはんの鍋とよばれるかもしか道具店の土鍋である。

他に、HARIOから出ているおしゃれな鍋もあり、数年前から気になっていたのだが、なにしろ高い。透明なところからお米がどのように炊けるのか見えるというのはすごく魅力的だったのだが、高いので諦めた。

ちなみに今回1合用のお鍋を買った。正直1合では足りないときもある。だが、このごはんの鍋で炊くと、色々な工程を経て炊いているので愛着があり、お米を追加しようという気分にならない。

ただしカレーのときは明らかに1合では足りないので炊飯器は常備してある。

お米の炊き方

土鍋でお米を炊くと炊飯器より時間がかかる。

  1. お米を研ぐ(5分)
  2. お米を吸水させる(20分)
  3. お米を沸騰させる(1合であれば早くて5分か)
  4. 蓋をして火加減を調整しながら炊く(12分〜15分)
  5. 蒸らす(12分)

まあ、大体約1時間かかるわけだが、1時間だし、休日や、朝早起きして美味しいご飯を食べていこうとする習慣づけにはよさそう。

ちなみに味音痴なので、炊飯器とどう違うのか? と聞かれると、「お米が甘くなる」というくらいのことしかわからなかったのである。通っているとんかつ屋さんのごはんの方が自分で炊いたのより数倍おいしいのが真実である。

色んなお米を食べてみたくなる

雑貨屋さんにいって、「高けぇ〜な」と思いながら似たような安いものを探すのが習慣づいてきた今日この頃ですが、なぜか雑貨屋に米が置いてあった。

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美味しいお米の定期便、というらしく毎月送られてくるらしいが、毎月もいらないので、試せる分だけの2合、ということで、ゆめぴりか、つや姫、色々ある中でコシヒカリを選んだ。これだけで300円以上する。高い。

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コンロ汚すぎてお米に目がいかないといわれた写真です。汚いですね。皆さん、どうかお米を見てください。どうしても吹きこぼしてしまうため、沸騰するまで蓋を開けている。

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沸騰したら、蓋をする。そして、弱火にして12分の間、カタカタカタカタともののけ姫のようにコダマのように蓋が鳴る。そして溢れ出す。ぶんぶぐ茶釜。失敗するとこれが滝のように流れてコンロごと死亡する。

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炊きはじめて2回目で、お米の匂いで大体どんな状態かわかるようになってきた。どうも水が少ない気がしている。1合(150g)で200ccの水をきっかり計りつつ、タイマーも使っているのだけど、どうも突き刺さるおこげができる。

ので、次回は水を少し増やしてみたり、火加減を調整したり、自分だけのワガママお米ボディを作り上げたいと思っている。

このおひつのまま電子レンジにかけたり、冷蔵庫保存できる

便利だが1合ぺろりと食べてしまうので、冷蔵庫保存までに至れない。

1合では足りないが、1合炊きがどうしても炊飯器ではうまくできなかったので逆にありがたいごはんの鍋だった。

皆さんもおいしいお米を食べましょう。

【ネタバレあり】Collar X Malice、カラーマリス(カラマリ)全ルートが終わったので感想(レビュー)を書くぞ

前回のセブスカで、トロフィーコンプしたらカラーマリスやろう、とキメていたので、トロフィーコンプがようやく終わったのでカラマリを買ってきました。マジでお金ないのに・・・。

なんていうか傷付いているときの方が、そういう逃げる何かを求めるというか。

きっと、今こそカラマリをやるべきなのでは? とかそういうこと考えながら買ってきちゃったので・・・。

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www.otomate.jp

【追記】Nintendo Switch版への移植が決定しました!!

PS Vita版を買いにいったところ、通常版と限定版でクッソなやんだのですが、買いにいったら限定版しか売ってなくて、じゃあもう限定版だな!!! とおもって限定版買いました。限定版には小冊子と、ドラマCDがついてました。まあ限定版買ってよかった~!!!って今は思います。

ネタバレなしの感想

まずはお約束、ネタバレなしの感想から。最初、首輪の話とか、謎解きとか、あっ、なんか面倒くさそう・・・と思ってたんですが、結構難易度やさしめです。

そういう頭使う系が苦手な私でもすんなり世界観を入れたので。

結構こういう現実味のある世界観の中って、矛盾を抱えてしまうとすぐに違和感に変わってしまうのですが、細かい部分を細かく記述していないせいなのか、そこまで違和感はありませんでした。

いや、当初の段階からすげぇ違和感あるけど。あるのに! 本当ならありえないだろ! って思うのに違和感なく作るって、カラーマリスの世界観の作り方が上手だったんじゃないかなあ・・・。

結構皆さん現実にいそうな感じなんですよ。でも出てくる場所が新宿署っていう警察を中心に、新宿とかの範囲内の狭い場所で物語を展開していくおかげからなのか、謎がでかくなりすぎずよかったんじゃないかなと思います。

乙女ゲームとしても、攻略対象がそこまで人数多くないので、話がとっ散らかることもなく、まとまりのあるものだったと思います。

共通ルートがだるいっていうのは、よくある話で、選択肢までスキップっていう機能がカラマリにはなさそうだったので(あったら教えてくだしあ)、若干だるかったのですが、それでも話を読む、初見では全然苦にならなかったかな。

それに2人くらい攻略しちゃうと、話の流れって見えてきてしまうじゃないですか。

あ、ここまでくると中盤かな、ここまでくると終盤だ、きっとこの選択肢はキーだな、とか。シナリオに起伏がないものだと、ハイ、問題提起があって、山場があって〜乗り越えて〜って、ストーリーの起承転結が丸出しになっているものもあるんですよ。なんのゲームか言わないけど。

カラマリは章立てて展開していくので、話のボリュームは想像できるけど、解決すべき事案がそれぞれ違うので、集中力が途切れたり、飽きたりすることはほぼなかったです。

あとカラマリをプレイするときに 、「特定の思想を推奨するものではありません」という注意事項が出たのがすごく印象的でした。

本作品はフィクションです、というつらつら〜って出てくるのはよく見る注意喚起なんですけど、「特定の思想を推奨するものではありません」って入れるのは珍しいですよね。

それほど、この作品を通じて伝えたいテーマ(出来事)が、誰かにとっては正しくて誰かにとっては間違いになるという「あやふや」さを攻めた作品のシナリオだったのだと思います。

どんな出来事にだってあてはめることができる、人間として生きていたなら、どこかでぶち当たる永遠のテーマだったのかもしれません。人を許すか、許せるか、憎むか、憎まないか、正しいか、それは悪か。

これらをうまいこと乙女ゲームにこれだけまとめて出すというのは、なかなかできないことではないかって思います。

アムネシア自体も、私はあれは上手に1人1人の心情を描けているなあと思ってて(とくにシンのルートは、カラマリに似たラブサスペンスですよね)、最近の乙女ゲームは恋愛だけじゃなくてストーリー自体もすっごい進化していて、楽しめるんだなあと思ったので、ぜひこの作品はプレイしてみて欲しいなと思いました。

では各ルートの感想いってみましょう!!! 以下はネタバレしかねーぞ! 気をつけろ!

相変わらず攻略とか見ないので、本能のままに攻略しましたら、ほかの人のレビューに、攻略順はこれがオススメ!!って書いてあってのに完全に無視したのでいきなり裏側から覗くルートになってしまった。

でも攻略制限されてないってことはさぁ、どこからでもいっても大丈夫!!!ってことだから!!(ただ後悔はした)

岡崎契

よくわからないけど適当に選んだら岡崎契ルートに入った。これは強制分岐なのかな?

カラマリのジャケットが柳愛時と岡崎契だったので、この2人がキーパーソンか何かなの?ってずっと思ってて、柳さん黒っぽくて岡崎さん白だから、こいつら何かした? ってずっと疑ってた・・・。

1番最初の共通ルートを、一所懸命読んでたので、いきなり KEI OKAZAKI Chapter 1って分岐されたとき、「え!!? なんでワイ岡崎さんルートはいった!?」ってちょっと動揺したよね。あれじゃないの、探偵事務所のメンバーからまずは分岐すんじゃないの!? って思ってたから・・・。

で、岡崎さんの第一印象は「おっ^^; こいつイかれてる・・・」でした。

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しかも最初は市香ちゃんに固執してないんだけど、こんなこと言ってるんだよなぁ・・・どんだけ死にたがりやねん。

そのあと、市香ちゃんの信念というか、信条というか、新宿を元に戻したいっていう目標へ向かう強さに気づいた岡崎さんは、市香ちゃんを守る、守って死ぬことこそが自分が死ぬ上で意味のある死、価値のある死を遂げられるんじゃないかって妙に固執しはじめるわけです。

多分最初の段階の「他の誰かのために死ぬよ」というセリフは、「うっわ、何この人やべぇぇえ」って他人事くらいで受け止められていたけど、岡崎さんのよくわからん強さに気づいていった市香ちゃんは、簡単に命を投げ出すようなことばかり言い出す岡崎さんの自分を大切にしなさ・何より岡崎さん自身の死にたい願望が彼女自身が許せなくなっちゃったんだよね・・・? 岡崎さんが変人すぎて混乱する。

しかも岡崎さん頑固すぎて、「自分は間違ったこといってないから、自分のありのままを市香ちゃんに受け入れてほしい」ってゴリ押ししてくるタイプだからヤバイ。

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おまけに自分で執着していることに気づいてないのか「また探せばいいんだし」とかいう不誠実さ。何だお前!!! どっちだよ!!! こんなん相手に聞かれた上で家まで押しかけられたら 帰れ!!! しかセリフでないぞ!

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帰れ!!!! ッて言われて、「わかった」って納得して「また来るね」、ぜんぜんわかってなさすぎてワロターーー

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また来るの・・・!? と思われるくらいにはストーカー気質患ってます。こいつはやべえな、本物だぜ・・・。

でも、私はこういう何考えてるかわかんない系の人わりと好きなので・・・。しかも容赦なく自ら爆弾抱えて市香ちゃんの懐に入り込んでくるじゃない?

しかもその抱えた爆弾、市香ちゃんにすぐ見透かされてるじゃない?

こういう人ってどういう人生歩んできたらこうなるんだろう・・・

岡崎契って、話を読み込んでも、まるで生活感がないんですよねえ・・・。

ただ生きてるっていうか、本編では生きる理由よりも、死ぬ理由を探してきたから、本人自体からも生活というか、人生というか、「岡崎契」というものを形成してきた何かが死んでしまっていたのかもしれないですね。

そういう空っぽの人に、市香は惹かれるわけですが、空っぽだからこそ、市香自身も、私も岡崎さんのどこが好きなのかわかってなさそう。

岡崎さん自身、「好きな人はたくさんいるんだけど」って表現するように、1人に執着することのない人生を歩んできて、なぜ市香を特別と思うのかまでは、理屈で理解しようとせずに、押し倒すことで理解しようとしてたりして、完全に本能のまま生きてるじゃねーか!? ってツッコミまくってたので。

私、感情の触れ幅がでかい人が好きで、そういう意味では岡崎さん、ゼロからマックスまで感情の琴線がびんびんに揺れて張って、いつも切れそうな人なんですよね。

好きだから、怒る、自分のものだから、怒る、大好きだから、怒る。怒りすぎだろ。

誰かを守って死ぬことを目的に生きてきて、その死ぬことを許されない状態になって、悲恋ENDを見たときに、岡崎さん、目的が達成できなかったら葛藤することなくあっさり自分で死ぬのかなと思ったんですよね。

なぜなら私、選択肢を間違えて岡崎さんにあっさり殺されたりしてたので・・・

なので結構割り切りができる人なのかなと思って、悲恋ENDを見てたら、自分で引き金が引けない、死ねない、ってすっごい葛藤してて、ああ、そうか、それほどまでに市香の存在自体が彼を変えたのかと気づかされたので、岡崎契END だけではなく悲恋ENDもあわせてみることで、彼の変化がわかるようになってたような気がする。

感情の起伏の激しさ、妙に相手に見せる執着、理屈じゃなく本能だけ愛を確かめようとする、愛憎が表裏一体になってる人なので、何かが起きた時が1番怖そうだけど、諦めがいいのか、悪いのかわからないところすらも怖くて、私自身は岡崎さんルートが1番怖くてカラマリの中では好きでした。(キャラクターとしては白石さんも好きなのだけど、ストーリーとしての自分の好みは岡崎さんルート)

白石景之

共通ルートから、この人、気になってたんですよね。まずヴィジュアルがおかしいよね? なんで猫耳してるの?(マジレ酢) 猫耳なのに狐顔だし、この人何? 一体何? 好き

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しかも話っぷりがすごく特徴的で、区切りつかずに、一呼吸に文章を一気にしゃべるんだよね。

一呼吸に一気に吐き出す人って基本、自分の喋りたいことだけ喋るマンで、相手が喋ろうとしても、かぶさってくる、完全に空気読めないタイプなんですけど、白石さんは完全に空気読めないタイプだったね・・・私もそうだけど

白石撲滅の会に白石さん自身が出席しているのも、相当クソワロタ状態なんだけど、相手に無関心なのに相手の心を分析するプロファイラーってどゆことなの。

あ、プロファイラーだからこそ何考えてるのか逐一わかってしまってバカにしたくなるのか・・・わかりやすい峰雄とか・・・。(バカ事例)

何もかもわかってしまうからこそ、相手に無関心になってしまうのかな? もうわけわかんないけど、とりあえず白石さんはいいぞ。

最初、市香に対してスーパー無関心なのかと思ったら、首輪きっかけでホイホイされちゃってるんだよね。

どうでもいい人の名前はおぼえないってことで、その通りまったく覚えなかったり、プレゼントも打算で買ったとか、心が死んでるセリフが駄々漏れなので恋愛なんてこの人には到底無理だろ・・・と考えたりもしました。ええ。

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餌・・・ってごまかせてないところが白石さんヤバイから・・・。

でも、段々、無関心は無関心なりに、市香ならどんなものを喜ぶのだろうか・・・? と世間的に見えた一般的な女子とかプロファイルにおける常識とかではなくて、「星野市香」という1人の人間に対して関心を抱いていくんですよね。

ていうかカラマリに登場する人って生活感なくない? 白石さんも自宅が存在すると聞いて、えっこの人自宅あるんだ!? とか思っちゃった・・・。

まあ岡崎さんの次にプレイしたのが、白石さんだったせいもあるけど・・・。

岡崎→白石→榎本→笹塚→柳 でプレイしたので余計そう感じたのかな・・・白石さんの次が峰雄だったので、峰雄から溢れる一般ピーポーっぷりがすごく愛らしく感じるレベルでした・・・。

ちなみに笹塚さんも自宅に帰ってるって話聞いたときに、笹塚さんも家あんの!? とかおもって本当にごめん、家くらいあるよね。

白石さんに自宅が存在することに驚いてて、話が完全にそれちゃったけど、白石さんって何もないところから自分を作り出したわりには、うまく作られてて、変人として形成されてるのも笑うけど、それって結局14番といわれるであろう本人が無意識になりたかった姿とかなんじゃないの、って思った。じゃないとここまで濃いキャラクターにならないから。

結局、白石さんって生まれからここまでがどうしても、救えない人生になっちゃってるから、だれの世界線でどのルートをたどっても、はたからみると、完全な幸せには、ほど遠いように見えてしまうんですよね。

いやでも、幸せにはなってるのかな。白石景之という人を作って、解放されているくらいには・・・?

白石さんルートって、もう白石さんの本音がどこにあるのかわかんないような作りになっちゃってて、ドコまでが演技で、どこまでが本音なのか全部ごちゃまぜなんですよね。意識して白石景之を演じているのか、無意識で演じているのか。

自分のルートですら、その終わり方でよかったのか、と思うくらいに救われてないような気がして・・・もっと市香ちゃんは、白石さんをどうにかしてあげる方法はなかったんでしょうか。

白石さんが1人で抱え込む前に、もっとその荷を一緒に分け合うくらいに、何かできることはなかったのでしょうか・・・。最後まで独りよがりだったような気もするし、もっと踏みこんであげてもよかったのかなあ、と白石さんルートに関しては感じました。

榎本峰雄

1人突っ走っていく傷付いた中2病こと、榎本峰雄さん。

カラマリに登場するキャラクターのほとんどが濃い中で、トゥーピュア・ピュアボーイ・バカを担当することになる彼なのですが、最初は笹塚さん視点が混じってたせいで、こいつバカだけど大丈夫? って本気で心配してたのですが、心配いらなかった!

峰雄は自分で考えて、もっともカラマリの中で自分の正義を見つめ直すことができたキャラクターだったんじゃないのかなって思います。

私は峰雄が導き出した正義のあり方こそが、カラマリの中で1番近いかなあと思います。なので峰雄の言葉が1つ1つ胸に響きました。

そして峰雄の先輩に冤罪待ったなしかけられて理不尽なメジャーデビューつぶしにあった一色さんを、蒼井翔太くんが演じてたけど、ミステリアスな感じですごくよかった。蒼井くんはこういうキャラクター似合うのでは・・・。

でもこの人普段からこの格好で歩いてたの? 職質されまくりそう(コラ)

そんな職質まったなしの一色康弘さんのありがたいお言葉はこちら。

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ほんとこの言葉通りだと思ったんだよね・・・。意見に影響されていくのはいいと思うんだ。私だって、最初からこういう考え方が生まれてきたわけじゃないし、色んなたくさんの人に刺激されて、こう考えていこうって毎日思考を重ねてる。

ただ言いたいのは、「あの人がこうだから正しい」とか「あの人がこういうからこうする」とか相手の思考に依存していくのはどうなんだろう?って話。

たくさんの考え方に触れて、考えた上で「自分の目で見極めるべき」。

さらに、峰雄のこのセリフ。常に私が思うことそのまんまを代弁してくれて、峰雄!!! 抱いて!!! その言葉で抱いて!!! と思いました。

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みんなが揃って同じところを見て同じようなことしか言わなかったら。

正しいことってなんでしょうね。人にとっての正義とは、常識とは、非常識とは?

もちろん殺人は悪いことだって全員が同じことを言う世界があるからこそ守るべき法が存在するのかもしれないし。それでもその法を超えてまで殺人を犯すに至る理由が人にはあるわけで。

このアドニスっていうのは宗教団体なんですよ。元を紐解いていくと。

宗教って教祖がいるわけですけど、その人の教えに従って生きていくわけですよね。別にいまある宗教がいい悪いではなくて、時々宗教の教えとか聞いたり触れたりすると、その意見に身を委ねてるとすごく身体や考えがラクになって、救われるなって思うんです。

だから、宗教は生まれたし、存在するし、人は依存するわけだなと。

でもって、最近はなんか、「同じ考え方をして同じ方向を見て同じように動かない」相手を見ると、その人を攻撃したりとか皮肉ったりする人が多いなーて最近思うわけです。

とくにネットを使うと、変に相手を刺激するような言葉を安易に選んで使えるから過激になりやすいし、口も滑りやすい。相手を傷つけてるつもりはなくても、自分の言葉がどれだけ人に重荷を背負わせているか自覚する機会が少ない。

吐き捨ててる本人は気持ちが良いつもりでも、自分の考え方を捻じ曲げられてる相手にとっては知らぬ間に憎しみを生むし、誤解も生む。だからって何も言うなってわけじゃやなくて、叩くのは思考だけで人を攻撃する必要なんてないってことだって思う。

そんなことをふと考えながらカラマリをプレイしてたら、峰雄がこんな風に、こういう話題に触れてくれたりして、多少救われました。

カラーマリスって、ありえそうだなーありそうだなーってことを置き換えて考えれるようになってるから、すごくいいシナリオだなって思ってます。

・・・峰雄が抱えていた葛藤や罪悪感って、とても現実的なものだったんですよね。

ふと見回したら、自分のすぐそばにあるんじゃないかってくらい当たり前のもので。

そして峰雄は純粋なんだよねぇ・・・だからこそ人の痛みや妬み、哀しみを知ったときに、すごく落ち込んじゃったんだと思うんですよね。でもそれじゃだめだって思うから、警察をやめて、柳さんについていく、とこまでは決めれたんだけど・・・。そこからまた一歩が踏み込めない。燻ってるところに市香と出会うのもすごくナイスタイミングですよね。

カラマリのルートで、探偵事務所にいる皆さんも市香と同様に、あなたの哀しみを理解できちゃうから、きみもアドニスにおいでよ~~~♡♡どうぶつの森感覚で言うな)って誘われるんだけど、峰雄のときだけそんなにお誘いがなかった気がする。ばばばば、バカだから誘われなかったとかじゃねえよ!?

峰雄ルートは、VSアドニスというより、VS緒方だったしね・・・。

榎本峰雄はさぁ、真面目で、素朴で純粋で、・・・。そういう人だってことが、どのルートにいる峰雄に描きこまれていて、おー、峰雄~~OH~~~峰雄、よーしよーし、とムツゴロウ感覚で可愛がりしてました。

峰雄だからこそ一色さんも心を開くわけだし、なんか峰雄が世界を救ってる気がする。(誇大表現)

峰雄って、お互いの立場から哀しみを見つめれる人なんだと思います。自分がたとえ、その立場に立つ人間じゃなくっても、相手だったらどうだろうか? を意外と冷静にとらえて、考えることができる人なんだと思う。

だから先輩の悲しみに寄り添うことができたし、緒方自身の葛藤や苦しみにも寄り添うことができた。

悲恋ENDの峰雄だって、容赦なく緒方の心臓ぶちぬいた市香に対して、そりゃ「え!? 何してんだよ!?」って一瞬はびっくりして責めたけど、その後電車でさよならバイバイしようとする市香に対して一定の理解を示してたわけだし。(「お前は俺を守るために~」)ようするに潰れちゃうのは市香のほうだけども。

しかし笹塚さんから意外と言葉でセクハラされてるよね? ヤリ部屋にすんな、とか、お前まさか・・・(以下略)とか・・・。そんな峰雄ちゃんがカワイソウなので早く彼を色んな意味で大人にしてあげてください(マジ市香ちょーかわいい市香マジ天使)

笹塚尊

ご存知、彼はハイパー毒舌担当なので、私は怖い人がまず苦手なので笹塚さんはできるなら最後がいいなァ・・・と思ってたら、ルートすすめるうちに「もっと詰って!!!!」「もっとバカっていって!!!」って洗脳されてしまったんですけど、この人一体何?

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とりあえず相手はバカであることを確かめつつ、バカにするバカANDバカANDバカでねじ伏せる笹塚さん。

でもそのバカの反応を見るのが楽しいのか、すっごく嬉しそうな顔するんですよねえ。

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笹塚さんは多分ねぇ、にやりって笑う立ち絵が秀逸すぎたんだとおもう。あと演じる浪川さんのあっさりな演技。

白石さんがアレコレと嫌味な言葉で人をバカにしていく中で、清涼感のあるストレートに「バカ」というわかりやすい罵倒をするせいで、カラマリにおける罵倒世界がうまくバランスを保っていたのかもしれません(何を言ってる・・・?)

帰国子女で頭がぶっとんで良くて、そんな笹塚尊から出る罵倒語がほとんど「バカ」なんですよ??????? 語彙力よく考えたら可愛くねーか?

現実世界にこんなやついたら、ただごとじゃないので、上司だったらモラハラとして内部通報するか、デスノートに名前書いてしまいそうだけど、現実じゃないので、ふわふわした気持ちで受け取れますね。

ちなみに私は笹塚尊ルートのある選択肢を選ぶことによって強制BAD ENDになる選択肢を見事に選んでしまったため、笹塚さん攻略にかなり手こずりました・・・。

たまたまその後読んだ、カラマリのプロデューサーである島れいこさんが書いていたブログを読んで、「もしかして!?」と思って、BAD END地獄から抜け出せたのですが・・・

blog.otomate.jp

これ読んでなかったら笹塚さんルートでハマってしまったであろうな・・・ウッ。

私、笹塚さんルートで、彼が背負ってた憎しみや苦しみに気づいたとき、色々考えたんですよね。結局何が正解かなんてわからないけど、笹塚さんが憎しみだけに支配されずに、市香と出会って、触れ合って、変わっていく姿を見たら、それが1番健康的だし、そうして哀しみを上書きしていって未来を歩いた方が、彼にとっても良かったんじゃないのかなと考えました。

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これは、柳さんルートの笹塚さんだけど、峰雄が自分も知らぬうちに誰かを傷つけてたんじゃないか? と自身が知らぬうちに先輩を傷つけていたことを振り返ったときに、笹塚さんもふと自分を振り返る。(柳さんルートは全体の謎を解き明かすルートなので、全員のルートをクリアした前提で見ることができます)

笹塚さんの相手を殺してやりたいって思うほどの憎しみは、理解してあげたいと思う一方で、瀬良あきとがこんなこと言ってたりもする。

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たしかに理解なんて出来ないですよね・・・。「理解できる」なんて言葉で救われたりするのかもしれないけど、それはきっと「理解できないほどの深い哀しみ」であることを理解してあげなければならなくて、それを昇華するには、もっと違う方法があるんじゃないかってこと。

それを考えると、やっぱり人を殺して業を背負う笹塚さんの未来を見るより、わたしは市香ちゃんにバカバカ言い続ける笹塚さんの未来の方がより幸せそうだと思えたので、笹塚さんにはぜひこれからも市香ちゃんをバカ可愛がりし続けてほしいなって思いました。

あと海外育ちだからってキスしたりハグしたり、ベッドで一緒に寝たり、部屋に連れ込んでいいわけじゃないぞ!!! 笹塚さんって相手のことをバカとしか認識せず、異性という認識がないかと思ったけど付き合うとかの概念はあったんですね!!!?

でもホント、笹塚さんプライド高そうだから、今後もすれ違いあっても絶対譲らなそう・・・。あ、ファンディスクください(素)

柳愛時

柳さんはでっかい爆弾抱えてそうだなあとおもったら、やはり抱え込んでた。岡崎さんルートに分岐するときに、柳さんと岡崎さんの考え方が衝突している感じがしていた気がしたんだけど、柳さんルートにいっても、岡崎さんルートにいっても、ぶつかり合う感じがなくてちょっとがっかりマンモス。(仲良くてよかったけど)

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柳さん自身が、正当防衛という名の下で裁かれなかったという経験をしつつ、自分の行動が正しかったのか、に思い悩んでるのかな、と思ったけれど、そこまで思いつめて闇を抱えてる感じではなかったかな・・・。

どっちが悪い、どっちが正しいってはっきりわけられるんだったら、人間は怒られないし悲しまないし嘆かないんですよね。

柳さんにプライベートに踏み込まれるのはちょっと困る、と距離を置かれたときに、アッ、これは、誰かに対して優しいのは、心から優しいんじゃなくて、自分が傷つかないために誰かを傷つけないだけの人なのでは・・・? と思いましたちょっとだけ・・・。

そして黒幕が出てくるわけですけども、もうね・・・その・・・共通ルートであんな意味深なこといったら冴木くんだって一発だってわかっちゃうじゃないですかあ、カラーマリス!!!! なんであんな大ヒントを冴木くんに言わせちゃったんですかぁぁ・・・

私は冴木くんがぁ!! 妙にかっこいいのと!!! 妙に主人公に絡んでくるのに「好意もってませえぇぇん」という態度で、こいつもうクロだってわかっちゃいましたからぁ!!! プレイ開始して10分くらいでわかっちゃうとかどうなのヤバイ

峰雄ルートで監視しなくなりはじめた首輪・・・。(冴木くんが背中を撃たれたせいで)色々そういうヒントがわかる前にだなぁ、冴木くんはかっこよすぎたんだよ・・・。実際かっこいいしかわいいし、冴木くんと市香ちゃんが普通に恋に落ちてたら、X-day事件起きなかったんじゃぁ・・・?(身も蓋もない話である)

ちゃんと市香ちゃんが冴木くんの嘆きや哀しみに気づいてそのがらんどうを満たしてあげることができたなら・・・?

彼女の正義は、冴木くんの渇きを癒やすものではなくて、ただ羨望に近いものだけだったのか・・・。

黒幕衝撃の降臨すぎて柳さんとの話が頭に入ってこなくて大変だった・・・。

冴木くんは冴木くんで攻略ルートを設けてあげてもよかったのかもしれん。

まとめると

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どんなことでも意味はある。見えない選択肢って言葉がわたしは大好きなんですけど、人は人知れずどこかで道を選んでる、という話。そして気づかないうちに選んできたものには、どんなことでも意味があって、それがなければ今の自分がないということ。

だから、あの時、柳さんが市香を助けようとして選んだあの出来事がなければ、今の2人はなかった。死んでいたかもしれないし、2人は出会うこともなかったかもしれない。

そういう意味のある未来を築いてこそ、ようやく過去に意味を見出だせる。だからこそ、なかったことにしちゃいけない。そらさないで、見つめて、後悔ばかりでも、その上で出来た道。

カラーマリスは、各キャラクターが背負った過去も、これから先の未来に繋げるそんなお話で、たったひとつ、肝心要の冴木くんだけが妙に救われていないのだけが気になる、そんなお話でした。

あれだけの哀しみに触れてた冴木くんなのに、冴木くん自身がひとりぼっちなんですよ。なんか可哀想で可哀想で・・・。それが彼が選んだ道の先に残った結果だったとしても、彼を救う方法はあったんじゃないのかって、そう思うんですよね・・・。

御國れいもなんかあっさりルートによっては死んじゃうし、彼らアドニスはどうしたら救われたのでしょうか・・・緒方は、峰雄の体当たりで幾分救われた気がしたけど・・・。

選ぶ道を誤ると救われないんでしょうか・・・冴木救済ルートをどうかよろしく頼む・・・(切実)

音楽の話

そしてカラーマリス、最初、主題歌を聞いたときに男性ヴォーカルって珍しいなって思ったんですよね。乙女ゲームって女性ヴォーカルが多いんだなーって、思ってて、男性が歌ったとしても声優さんとかが多いのに、これはすごく印象的だった。

サイレントノイズ

サイレントノイズ

  • provided courtesy of iTunes

 主題歌はサイレントノイズ、という曲で、Plastic Treeというヴィジュアル系のバンドが歌ってるらしい。

www.jrock.jp

私はヴィジュアル系バンドは全く知らないので新しいバンドなのか・・・? とか勝手に思い込んでて、エンディングで、「静かの海」で流れたイントロのギターを聞いて、「あっ、これ違う。90年代のバンドでは?」と思ったらまさかの正解でなんか感動した。

試聴もちゃんとイントロから聞かせてくれるあたり、やっぱりイントロを重視した曲作りをしているんだと思うんだけど、この曲がエンディングで、しかも話の途中にさぁ、まだ終わってないのに、流れはじめるたんびに、あー、プレイしてよかったと思うと同時に、この曲で終わることこそがカラマリの終わりなのかもしれないなあって思うくらいピッタリ合ってました!!!

静かの海

静かの海

  • provided courtesy of iTunes

 Plastic Treeへの曲依頼はカラマリ側から、ということだし、なんか一色康弘という謎ヴィジュアル系バンドが出てくるあたり、きっと制作陣の趣味なんだろう、と思うのですが、大好きなものを生かして作品を作るってきっと楽しいんだろうなって思います。

香月とのすれ違いについても、なんかあったのかな・・・? 経験談かな・・・?(邪推するな)

家族との絆や触れ合いも回収していくオールマイティなカラーマリスしゅごいよぉ・・・げふぉ 香月が市香!!! って呼ぶのも興奮するけど、お姉ちゃん!!!って呼ぶのも興奮するよぉ・・・ 高校生っていうけど彼はすごく・・・大人びているよね・・・。

なんも知らなかった自分でも、すごく感動できたし、この曲を知ることができてすごくよかったです。iTunesで慌てて買ったけど、やっぱりCDも欲しいな。買おう。

あとファンディスクください!!! 

よろしくおねがいします。

これは声を出さなきゃいけないからあとでファンレター書こう。 

【ネタバレ】7'scarlet(セブンスカーレット)おそらく全ルート終わったので感想

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1番最初のプレイ画面

 というわけで、セブスカ発売から約1日でしょうか?

 終わってしまいました。

 早い!!!!! 早いぞ!!!!

【微妙にネタバレなしのざっくばらんな感想】

 ミステリー要素と乙女要素は別々に書かれているのだと思う・・・ので、どのルートでもロマンスを描く情景が同じニュアンスというか表現が重ねて使われていて少し残念だったかなぁーという感じでございます。ミステリーに関しては話途中までは「あっ、察し」までは至らず、わかる人にはわかってしまうくらいのミステリーかな、と。

 立ち絵は口パクや瞬きはなしですが、背景美術が綺麗でしたね。というのも建築物や自然情景の描写が多いので、余計にそう感じたのかもしれない。日常風景の背景というより、そういうものが多かったので。挿し込まれるシーンカットの映像もおぉていう感じ。

 さらにその綺麗な背景に、倉花千夏先生がデザインされたキャラクターたちが映えるので、口パクや瞬きしなくても全然気にならなかった感じ。むしろなくてよかったかも・・・早送りすると口パクしてるみたいになるのでソレを見ていれば満足てきな・・・。かなり立ち絵を見入ることが多かったので、動きがあると気になっちゃうかもしれない。

 イチコちゃん自身の表情も見えるんだけどこれはオンオフ可能だけど、イチコちゃんの困った表情見るのが好きだったのでオンのままプレイしてました。可愛いぞイチコ。結婚しよう(?)

 全体的に残念だったというわけではなく、物足りないというのが感想でしょうか。話のテンポや展開が早いので余計にそう思うのかもしれないですね。

 以下はネタバレ含む感想なのでプレイ前の方はお気をつけてどうぞ。

 まず共通ルートが短い気がした。共通ルートで裏メーターを溜めなくても、自然とルート分岐していくので、キャラクター攻略に入るのは楽。選択肢には正解エフェクトが出るので、(これはON/OFF選択可能)、正解エフェクトを頼りに進んでいけば攻略は容易、ですが、エフェクトがでない分岐もあるので(逆をいえばそれが重要分岐)そこはよく見ながら選択すれば問題なし。

 プレイした1番最初の感想はバイオハザード1の洋館に逃げ込むシーンみたいなムービーから始まったので、バイオハザードかな? ゾンビがでるのかな? と考えましたね(!?)

 でも実際に出てきたのは元気なゾンビなのであった(?)

 ちょいバレで背景の話をしたけど、背景が動くんですわ!! バスのシーンはヒノの背後をぐーるぐるぐるぐるめくりめく世界状態だったので、ずっと見てたら酔いましたよね(見るな)

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 キャラクターとしてはとくにユアちゃんが可愛かったな〜 制服のデザインも可愛いんですけど、ショートカットの女の子ってとってもかわいいですよね。作中ではなかなか女の子扱いされてなくて何よ! もっとユアちゃんに優しくしなさいよ!! とか思ったりもしました(あと全ルートで気になるシーンがあってちゃんと伏線してて回収してくれてもやもやが晴れた)

 とりあえず各キャラクタールートの感想を軽く述べておきます。

迦具土ヒノ

 ヒノくんルートはあっさりポポン、王道みたいなかんじで進みます。元々主人公であるイチコちゃんの幼なじみなのでポポン、ぽーんって感じなんですけど、なんかヒノのスチルは裸多いんだよね。共通ルートでわざと女湯と男湯間違えて突撃したら、裸のぞけたので最高に嬉しかったです。(痴女ルート)

 イチコちゃんのことをすごく心配している割には軽いというか、なんというか。重みのない愛情というか、押し付けがましくないというか。踏み込むのを怖がっている、というか、守りたいのに守れない、というか。そんな雰囲気をしょっぱなから感じていたのですが、いちおうそれには様々な理由があって、トラウマがあって、その上でヒノがいるという感じでしたね。

 作中でユキくんもいってましたが、イチコちゃんはなんか守りたくなる、守ってあげなきゃいけなくなる雰囲気を持ってるといっていましたが、まあ、それなんでしょうね。

 この謎の吸引力に、セブスカに登場する攻略対象キャラは吸引されていっているわけなのですが、幼なじみという立ち位置から「ずっとお前を守ってやりたい」感が伝わってきてすごくよかったけど、Normal ENDのあれはどういうことかな? あれはNORMALかな? どう考えてもわたしにとってはBAD ENDなのですが? ポチポチ進めていったらあんな終わり方したのでわたしの胸の衝撃はすごかった。オイオイッ! おまえが死ぬんかいっ!! しかも落下っ!! しかもなんかすごくあっさり!

 一方での HAPPY ENDは生き残りはするものの、消化不良感を残しつつ・・・ただ、そこに至るまでの川での水遊びだったり、水着ぜったいもってこいとかいう度胸だったり、まー幼なじみだから? 俺はお前なんか見慣れてるわけだから気になんねーし、可愛いのは浴衣だし、ただし、男女の仲であるかを指摘されるとウグッって何も言えなくなるヒノくんが可愛い感じでしたね。

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絶対泳ぐぞというつおい意思を見せるヒノくん

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浴衣ほめてんだよ、って強調してるけどヒノくんの浴衣なんかダサry(言うな)

 正直わたしはヒノくんに惹かれてセブスカ買ったので、ヒノくんに誘われて奥音里にやってきたのに他ルートでヒノくん空気になるのがなんつーかジワジワ来るというか、完全に誘っただけマンになってるのは切ないというかジワるというか悲しいというか、彼はイチコちゃんが他ルートで他の男性とデートしている間、バイトに身を捧げていたのかと思うとかなり切なくなりましたよね・・・。いやいや、別にいいんだけど、いろんな世界線があるからさ・・・

 最終的に、肝心要であるお兄ちゃんルート(ハナテ)で、ヒノとの記憶も回収していくんだけど、ハナテさんがチートすぎて記憶を改ざんとか作ったりとか、記憶はつながってる、共有してるっていうけど、どこまで一緒になってんの・・・とか思ったりもして。出会ったのは8歳のときで、ただイチコとヒノの記憶の始まりは小学生からだったってことで? しかもイチコに忘れ去られてたけど、ヒノは覚えてて・・・、ということはその頃から記憶が混濁しているイチコにヒノは気づいてて、だから心配で今までお世話してきたってことなんだろうなーと?

 ていうか、正当防衛? になるのかわからないけど、ヒノのトラウマである連続殺人犯の頭を銃でブチ抜いたハナテの話のせいで、完全にハナテは屍者なのでわ・・・? と思ってしまったので、堂々と頭をブチ抜くその様はもうちょっとオブラートでもよかったのかな、と思いました・・・イチコちゃん守りたいマンがためらわず頭ブチ抜く強さをアッピールするシーンだったのかもしれないけど、普通に殺人じゃねーかと思うと同時にその後ハナテどうしたんだよ・・・っていう謎抜けない感がまたミステリアスでよかったのかもしれないけどね・・・ヒノくんは完全なるトラウマだけど・・・。

 あと、このTIPSは卑怯すぎますので・・・なによヒノくんの評価がわたしの中でうなぎのぼりよ・・・好きな女の子がいるって告白断るとかずるいよ・・・好きってイチコに言ったれよ・・・しかし態度は紳士的じゃないのに騎士(ナイト)とか表現されるのに違和感しゅごい。言葉遣い悪いからヒノくん・・・。

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 ちなみに彼の苗字である迦具土は、やはり神話から引かれてるもよう。

カグツチとは、記紀神話における火の神。
古事記』では、火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)・火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ;加具土命)と表記される。また、『日本書紀』では、軻遇突智(かぐつち)、火産霊(ほむすび)と表記される。

カグツチ - Wikipedia

甘梨イソラ

 各キャラの属性でいればヤンデレ監禁王子担当。柿原さんがわりとさわやかっぽく軽い男の子を演じているので、闇を最初は全然感じなかったんだけど、ルートを進めていくうちに激情型というか、闇を心に抱える型というか、自ら犯人ですよ〜フラグを立てていきながら犯人ちゃいますねんっていう1人上手闇オチキャラと化します。

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この立ち絵の重ね方ジワジワ来るからやめて

 そもそもぼくのとっておきの秘密を教えてあげるっていうから夏祭りの誘いに乗ったのに、とっておきの秘密が、え!!? そんなこと!!? とか思っちゃってほんとごめんね・・・ たぶん、ルートの進め方として、ヒノ、イソラ、トア、ソウスケ、ユヅキの順番になるのがデフォだと思うんだけど、イソラが別に音里出身でも全然驚かないんだわ・・・ たぶん驚くのはきっとイソラの次のトアあたりの話で・・・ だから、完全に肩透かしを食らった感じになっちゃってほんとごめ〜〜〜んッて感じになってごめんというか(ひでぇ)

 しかしいちご嫌いだっつってんのにいちごを執拗に出してくる時点でこいつが絶対トラウマの原因だわ・・・とは思ってたんだけど、なぜわざわざトラウマを抉りにくるのか、天然ドSなのか・・・? ヤンデレ・闇オチ・天然ドS・監禁という様々な勲章持ちで、おいしいものを食べさせてくれるところからアムネシアのトーマを思い出すんだけど、なんていうか愛情深さというのはあまり感じられなくて感情移入できなくてイソラほんとごめんってかんじで・・・

 でも最終的には自分の身を投げ打ちながら助けてくれるそのかっこよさと、ぶん殴られて失神しても気づいてくれるそのパワーあふれるど根性に、最後の最後で惚れるわ・・・ってなるキャラですね・・・。ていうかこのコ年下なんだよね・・・高2・・・年下らしさを感じないキャラクターのしっかりぶり(みんなバイトしてるからかな?)が非常に不思議だった。

 ヒノルートのNormalでふつうにヒノが死んだので、おいマヂでイソラ死なないでくれよ? と思ってたので死ななくてほんとよかった・・・わたし死ネタというか、死んで別れるのホントダメみたい・・・。ぼくはもうだめだ・・・はやくいって・・・とか、いやいやいや死ぬなよ!? ぜったい死ぬなよ!? ってずっと煽りながらプレイ画面見てたので死ななくてほんとよかった。だれも死なない世界がいいの。ヒノ死んだけど(しつこい)

櫛奈雫 トア

 わたし、前髪が視界の邪魔をしているキャラが苦手で・・・だって前見えないじゃん!? 見えないなら切ろうよ!? って思ってしまって辛かったけど途中から髪の毛あがったから許せるようになった(そんな理由で?!)

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トアくんをクリアすると背中向けた状態のトアくん出てきます

 しかもメガネしてどてら着てっからオタク青年って、トアくんなんのオタクなんだよ!? ネコオタクか!? オタクオタクって、何をもってしてオタクなのか、オタクへの偏見を感じるキャラクター作りにどてらぶん投げたい気持ちだったけど、まあそれはさておき。

 と、とあくんは・・・しゃべり方がすごく可愛いです。まあオタクっていうから謎の早口とか、コミュニケーション障害が原因による話のそれ方とか、典型的な症状が見られるんだけど、たぶんこれは演じてる森久保祥太郎さんの力なのだとおもう・・・。

 しゃべり方ひとつでイラッとするであろう、トアのセリフを「あああ〜トア〜〜可愛いんじゃ〜〜〜〜」っていう気持ちにさせてくれたのはたぶん森久保祥太郎パワーなのでこれは偉大ですね。声って、演じるって、すごく大切なのだなと身に染みました。

 でもトア自身のセリフ自体に優しさというか、純粋さというか、周りから忌避されるであろうものがないからこそ、自然と受け入れられたのかもしれないですね。

 正直アイドルの存在が出てきた時点で「ああ〜!!!! ま〜た どこいってもアイドルアイドルああああ〜!!!(アイドルに人生を狂わされた人間の禁断症状)」って気持ちになってたんですが、まさかトアくんがね・・・そもそもエイトがどんな人かなんてさわさわり程度しか触れてなかったし、興味がそちらに惹かれることもなかったので、「えっ〜!? びっくり〜!?」というより「おおそういう展開ね?」という感じで受け止めました。そこは。

 どのルート進んでもライブ中止にされて、そのたびにトアくんと準備してたユキくんが可哀想で可哀想でたまらなかったのですが、真相編でようやくライブさせてあげることができて本当によかったなーと思いました。真相編なかったらライブを中止されるためだけにやってきた人ですからね。かわいそうでしょ・・・しかも最初から死んでるし、報われなさすぎでしょ・・・。

 できればどうにか、幸せになってほしいと願ってたし、わたしはトアくんならびにね、ユアちゃんがすごく気になってたのでね。

 ユアちゃんが、どのルートでも夏祭りからイチコちゃんが戻ってくるたびに息を切らして帰ってくるのがすごく気になってたんですよ。

 もう1人屍者がいるっていうのは全然気づいてなくて、ソウスケさんに背中みてもらってたし、エイトのときにも屍葬組に押し倒されたときも確認されて安心しきってた上でのアレだったから、ちょっとショックだったかなあぁ・・・殺してないから屍者ではない、というわけではなくて、屍者だけど殺してない、という逆転的発想はやっぱりアレだよね。

建比良 ソウスケ

 ソウスケさんはあれですよね、謎解き専用要員でしたね・・・私の中で・・・攻略対象というより、恋愛対象というより、この人は謎解きをするのに必要なキーマンだ!!! このルートやらねーと、理解が深まらないぞ!? という気持ちで受け止めてしまったので、ソウスケさんを恋愛対象に最後まで見れず申し訳ないことをいたした。

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ソウスケルート終えるとさりげなくユヅキさん出てきてます

 頭カタブツ系なんでも理系思考回路かつ相手の気持ちが考えられない担当なんですけど、まあそこまで重症な人間じゃなかったですね・・・アムネシアでいえばケントさんポジションのメガネ担当なんだけど、ケントさんほど重症ではないです。

 というかこの場合はイチコちゃんの方が理解力があるというか、受け止め方が上手というか、ソウスケも地雷踏んでいかないタイプだったので平和的解決になったというか、人が出来ていたというべきか。

 なので、ソウスケルートは謎解き要素も含んだ話が多かったんですが恋愛感情でもつれる部分もなかったので冷静に見れたと同時に、恋愛ゲームとしては入り込めなかった部分があるので、惜しいことをしたというか、・・・最後に「イチコ」と囁くシーンだけははなまる満点のドキドキシーンだったのでそれを頂いておきましょうみたいな、お話でした。

 ちゅーか、ここまできてまあ、察してくるのは、攻略対象である男性全員は、奥音里出身かつ、8歳で遊びにきたイチコと出会い、恋に落ちてるってことなんですよね。

 ヒノに関しては奥音里での記憶が改ざんされてるのでそのときに恋に落ちたかはしらんけど・・・。

 あの・・どんだけイチコは魔性の女なんだ・・・夏の間に5人の男性(お兄ちゃん含めると6人)をノックアウトしてるんですよ・・・なんだその魔力・・・やべえな・・・わたしも守りたいっていう気持ちになってきてるもんこわ・・・

叢雲 ユヅキ

 この人、シャツにネクタイでばっちしキメてるかと思いきやさ〜、、よく見ると下はジーパンの裸足スリッポン(?)のいでたちなんよ・・・。

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 いやこれジーパンかな? いや夏だからね、、、うん、夏だから・・・。って、なんの話かというと、まあユヅキさんはオレ様オレオレ系の担当かつ、トロフィーをとるとわかるんですが、「理想の上司」らしいです。いやいや理想の上司じゃないよ? ただのワガママこねくりまわし系イライラ上司だよ?

 他ルートをクリアしないと、出現しない、今までの伏線回収しつつ真相にせまっていくルートです。ことあるごとに登場するたびにキレて更年期障害?と思われていた烏丸チカゲたんの謎もするすると回収していく清涼感のあるルート&時々死ぬ。

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ものすごいシャツを開帳していくチカゲたん

 烏丸チカゲたんはなぜ、シャツをあんなに開いてるんですかね? すごく気になって集中できなくなるので、できれば背をむけた立ち絵のままで永遠に会話してたいと思うのもつかのま。

 ちなみにキレキレキャラであるユヅキたんとチカゲたんが両方登場するので、「あ〜!!! もうおまえらそんな怒んないで〜!!」っていう気持ちになるのですが、大丈夫、ユヅキたんの方は、イチコちゃんパワーで浄化されていくので安心の態度軟化が見られます。でもオレサマキャラの割には押しがいまいち足りないというか・・・なんだろうね、ユヅキさんには何か足りない。

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ユヅキさんのお話は時々セルフツッコミが入ります

 わたしとしては、いちこちゃんの思考回路を推理して声真似していってくれるコミカルな場面でユヅキさん可愛い・・・きゅん☆ってなったので、オレ様パワーだけで押し込むキャラじゃないのかもしれない。

 Normalエンドはなんていうかいわゆるここまでわたしが受け入れられないパターンの例のやつなので「あ”あ”あ”あ”あ”あ”」という感想を述べておきます。しかも結果でてるのに選択肢で分岐させて、さらに追い打ちかけるのはやっぱりNormalじゃないよ! BAD ENDってちゃんと死亡ルートにも書いておけや(クワッ)

ハナテ

 この物語の発端となる、イチコのお兄ちゃん。ハナテ。まってくれ、すごい読みづらい。ハヤテ、とかならまだしも、ハナテはどうみてもハテナに誤読するからつらい。

 まずずっと「ハテナ」状態での誤読を繰り返したので名前どうにかなりませんでした・・・? ハテナお兄ちゃんじわる。。。

 まあ、存在自体がずっとハテナ状態だったのであながち間違いじゃないのかもしれませんね、ぶわっはっはっは。

 まあここまで話をすすめれば、薄々勘づいちゃうよね。わたしはヒノルートの時点で、ハナテは人じゃねーわ・・・と感じてたし、苗字が書かれていない時点で、ああこれは血が繋がっていませんわ・・・と察していました。実際のその通りだったわけなのだけど・・・

 お兄ちゃんなぜ1年間もまず捕まってしまったんですかね・・・。そのせいで妹さん危ない場所にきちゃいましたよ・・・なんかいつでも逃げ出せるような雰囲気をだしながら、イチコちゃんがくるまで動かないそのスタンスが謎というか。本当に守りたいと思ってた? 終わらせたいっていう気持ちがもう、奥音里に戻った時点で芽生えていたのかもしれないなーと思いました。

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突然のポニテ要素に動揺を隠せなくなる

 あとハナテお兄ちゃんは、立ち絵を見たらわからなかったんだけど、スチルを、見たら、なんとなんと、ポニテ男子だった・・・・・・・・。プリストの八神陸くんみたいな出で立ちだった・・・。だからこの最後の最後で「ア”””ッ おにいぢゃん!!! イ”イ”」ってなったのに、おれごと燃やしてくれ・・・ってマッチ託されて、わたし発狂ですから・・・・!!!! 

わたし「アッ!!! おにいぢゃん好き!!」

ハナテ「燃やしてくれ・・・・」

わたし「ホワッツ!!!!!? ワット!!!?」

  まあなんか燃やしてほしそうだったので、マッチ投げる選択肢を迷わず選びましたけどね・・・月読もお兄ちゃんルートまでくるとほんとうざいだけなので一緒に燃やしたかった・・・(酷い)

 お兄ちゃんが超人屍者だったというオチはなんていうかね、これはとりあえずミステリーじゃないんだわという裏付けなんですよね。確かに推理すべきところはできて、解決するべきところは解決するところがあって、でも肝心要の部分はこうだから、・・・

7'scarlet(セブンスカーレット)の感想をまとめると

 シナリオ的には、犯人はヤス、とかのポートピア連続殺人事件を揶揄しつつ、登場するヤスはマジ使えない挙句、口からぽろぽろお漏らしすごいから、仲間になんか絶対なってほしくないと思ったら仲間になってくれて案の定最低マンになるわだし、軽井沢が舞台のゲーム、ということで、かまいたちの夜あたりを意識した作りにしているんだなーというのはわかったのだけど、かまいたちの夜はやっぱり意味不明シナリオを含めて傑作なので、そのあたりをオマージュしながら作ってるっていうのを感じてしまうと、セブスカでテーマとしていた生と死が霞んでしまうというか。

 舞台的には、あと「ひぐらしのなく頃に」を連想するところと、「黄泉がえり」がごちゃまぜになり、さらには記憶喪失ネタも若干まぜて「アムネシア」状態になってて、それに恋愛を無理矢理ぶちこんだ出来になってしまっているんだけど、両方をうまくやろうとするにはやはり難しく、でもどちらも消化不良になるわけでもなく、おおっすげぇ、というよりは、中々収まりどころのよい、オチに終わったって感じでしょうか。

 ただやっぱり乙女ゲームとしての表現力は弱かったかなぁ。筋肉質筋肉質って筋肉ばかり見るイチコちゃん・・・形のよい眉と形のよい唇な・・・あと香りの表現。どうしても同じ表現が繰り返されて、イチコちゃんがドキドキするのに、そういう相手の身体的な特徴からしか彼女は落ちてないのかな?って感じてしまう。

 心のゆらめき、というか、落ち具合が足りないというか、一緒に過ごした時間や、攻略対象である男性の態度、というか、気遣いというか、まあそこらへんを8歳のいちこちゃんで巻きとってしまった分、現在の20歳(かな?)になって記憶が混濁している状態のイチコちゃんが共に恋に落ちるには難しかったというべきかな。

 ただ、ヒノくんだけはまあ、魔性の8歳のイチコ攻撃の記憶が薄れてるので、ところどこに「お前可愛くなったよな」とか「お前と一緒に暮らすのも悪くないかな」とかまあ、距離を縮める感がでるといいますか(これは奥音里にいって、記憶をお互いに取り戻しかけてることで、当時の想いが巻き戻ってる感じがありますけど)

 もう1回イチコちゃんに恋をさせるべきだったというのだろうか・・・うーん、物足りない。。あとご褒美がほとんどなさそうなんだけど、これほんとにご褒美ないんですか・・・? ご褒美スチルとか、ご褒美の後日談とかゼロなんだけど、全スチル集めたら出るのかな? 

 あとユキくんの伏線がうまく回収しきれなかったんだけど、ユキくんは母違いのユヅキの弟ってことでよろしいのか? 謎がまだ残しつつもとりあえずまあ終わった!? これで終わり〜!!!!? あ〜〜〜〜〜〜!? って言う感じの素早い感想をここに置いておきます。