物欲懺悔室

とまらない物欲とその懺悔を繰り返すブログです

【ネタバレ】7'scarlet(セブンスカーレット)おそらく全ルート終わったので感想

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1番最初のプレイ画面

 というわけで、セブスカ発売から約1日でしょうか?

 終わってしまいました。

 早い!!!!! 早いぞ!!!!

【微妙にネタバレなしのざっくばらんな感想】

 ミステリー要素と乙女要素は別々に書かれているのだと思う・・・ので、どのルートでもロマンスを描く情景が同じニュアンスというか表現が重ねて使われていて少し残念だったかなぁーという感じでございます。ミステリーに関しては話途中までは「あっ、察し」までは至らず、わかる人にはわかってしまうくらいのミステリーかな、と。

 立ち絵は口パクや瞬きはなしですが、背景美術が綺麗でしたね。というのも建築物や自然情景の描写が多いので、余計にそう感じたのかもしれない。日常風景の背景というより、そういうものが多かったので。挿し込まれるシーンカットの映像もおぉていう感じ。

 さらにその綺麗な背景に、倉花千夏先生がデザインされたキャラクターたちが映えるので、口パクや瞬きしなくても全然気にならなかった感じ。むしろなくてよかったかも・・・早送りすると口パクしてるみたいになるのでソレを見ていれば満足てきな・・・。かなり立ち絵を見入ることが多かったので、動きがあると気になっちゃうかもしれない。

 イチコちゃん自身の表情も見えるんだけどこれはオンオフ可能だけど、イチコちゃんの困った表情見るのが好きだったのでオンのままプレイしてました。可愛いぞイチコ。結婚しよう(?)

 全体的に残念だったというわけではなく、物足りないというのが感想でしょうか。話のテンポや展開が早いので余計にそう思うのかもしれないですね。

 以下はネタバレ含む感想なのでプレイ前の方はお気をつけてどうぞ。

 まず共通ルートが短い気がした。共通ルートで裏メーターを溜めなくても、自然とルート分岐していくので、キャラクター攻略に入るのは楽。選択肢には正解エフェクトが出るので、(これはON/OFF選択可能)、正解エフェクトを頼りに進んでいけば攻略は容易、ですが、エフェクトがでない分岐もあるので(逆をいえばそれが重要分岐)そこはよく見ながら選択すれば問題なし。

 プレイした1番最初の感想はバイオハザード1の洋館に逃げ込むシーンみたいなムービーから始まったので、バイオハザードかな? ゾンビがでるのかな? と考えましたね(!?)

 でも実際に出てきたのは元気なゾンビなのであった(?)

 ちょいバレで背景の話をしたけど、背景が動くんですわ!! バスのシーンはヒノの背後をぐーるぐるぐるぐるめくりめく世界状態だったので、ずっと見てたら酔いましたよね(見るな)

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 キャラクターとしてはとくにユアちゃんが可愛かったな〜 制服のデザインも可愛いんですけど、ショートカットの女の子ってとってもかわいいですよね。作中ではなかなか女の子扱いされてなくて何よ! もっとユアちゃんに優しくしなさいよ!! とか思ったりもしました(あと全ルートで気になるシーンがあってちゃんと伏線してて回収してくれてもやもやが晴れた)

 とりあえず各キャラクタールートの感想を軽く述べておきます。

迦具土ヒノ

 ヒノくんルートはあっさりポポン、王道みたいなかんじで進みます。元々主人公であるイチコちゃんの幼なじみなのでポポン、ぽーんって感じなんですけど、なんかヒノのスチルは裸多いんだよね。共通ルートでわざと女湯と男湯間違えて突撃したら、裸のぞけたので最高に嬉しかったです。(痴女ルート)

 イチコちゃんのことをすごく心配している割には軽いというか、なんというか。重みのない愛情というか、押し付けがましくないというか。踏み込むのを怖がっている、というか、守りたいのに守れない、というか。そんな雰囲気をしょっぱなから感じていたのですが、いちおうそれには様々な理由があって、トラウマがあって、その上でヒノがいるという感じでしたね。

 作中でユキくんもいってましたが、イチコちゃんはなんか守りたくなる、守ってあげなきゃいけなくなる雰囲気を持ってるといっていましたが、まあ、それなんでしょうね。

 この謎の吸引力に、セブスカに登場する攻略対象キャラは吸引されていっているわけなのですが、幼なじみという立ち位置から「ずっとお前を守ってやりたい」感が伝わってきてすごくよかったけど、Normal ENDのあれはどういうことかな? あれはNORMALかな? どう考えてもわたしにとってはBAD ENDなのですが? ポチポチ進めていったらあんな終わり方したのでわたしの胸の衝撃はすごかった。オイオイッ! おまえが死ぬんかいっ!! しかも落下っ!! しかもなんかすごくあっさり!

 一方での HAPPY ENDは生き残りはするものの、消化不良感を残しつつ・・・ただ、そこに至るまでの川での水遊びだったり、水着ぜったいもってこいとかいう度胸だったり、まー幼なじみだから? 俺はお前なんか見慣れてるわけだから気になんねーし、可愛いのは浴衣だし、ただし、男女の仲であるかを指摘されるとウグッって何も言えなくなるヒノくんが可愛い感じでしたね。

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絶対泳ぐぞというつおい意思を見せるヒノくん

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浴衣ほめてんだよ、って強調してるけどヒノくんの浴衣なんかダサry(言うな)

 正直わたしはヒノくんに惹かれてセブスカ買ったので、ヒノくんに誘われて奥音里にやってきたのに他ルートでヒノくん空気になるのがなんつーかジワジワ来るというか、完全に誘っただけマンになってるのは切ないというかジワるというか悲しいというか、彼はイチコちゃんが他ルートで他の男性とデートしている間、バイトに身を捧げていたのかと思うとかなり切なくなりましたよね・・・。いやいや、別にいいんだけど、いろんな世界線があるからさ・・・

 最終的に、肝心要であるお兄ちゃんルート(ハナテ)で、ヒノとの記憶も回収していくんだけど、ハナテさんがチートすぎて記憶を改ざんとか作ったりとか、記憶はつながってる、共有してるっていうけど、どこまで一緒になってんの・・・とか思ったりもして。出会ったのは8歳のときで、ただイチコとヒノの記憶の始まりは小学生からだったってことで? しかもイチコに忘れ去られてたけど、ヒノは覚えてて・・・、ということはその頃から記憶が混濁しているイチコにヒノは気づいてて、だから心配で今までお世話してきたってことなんだろうなーと?

 ていうか、正当防衛? になるのかわからないけど、ヒノのトラウマである連続殺人犯の頭を銃でブチ抜いたハナテの話のせいで、完全にハナテは屍者なのでわ・・・? と思ってしまったので、堂々と頭をブチ抜くその様はもうちょっとオブラートでもよかったのかな、と思いました・・・イチコちゃん守りたいマンがためらわず頭ブチ抜く強さをアッピールするシーンだったのかもしれないけど、普通に殺人じゃねーかと思うと同時にその後ハナテどうしたんだよ・・・っていう謎抜けない感がまたミステリアスでよかったのかもしれないけどね・・・ヒノくんは完全なるトラウマだけど・・・。

 あと、このTIPSは卑怯すぎますので・・・なによヒノくんの評価がわたしの中でうなぎのぼりよ・・・好きな女の子がいるって告白断るとかずるいよ・・・好きってイチコに言ったれよ・・・しかし態度は紳士的じゃないのに騎士(ナイト)とか表現されるのに違和感しゅごい。言葉遣い悪いからヒノくん・・・。

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 ちなみに彼の苗字である迦具土は、やはり神話から引かれてるもよう。

カグツチとは、記紀神話における火の神。
古事記』では、火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ)・火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ;加具土命)と表記される。また、『日本書紀』では、軻遇突智(かぐつち)、火産霊(ほむすび)と表記される。

カグツチ - Wikipedia

甘梨イソラ

 各キャラの属性でいればヤンデレ監禁王子担当。柿原さんがわりとさわやかっぽく軽い男の子を演じているので、闇を最初は全然感じなかったんだけど、ルートを進めていくうちに激情型というか、闇を心に抱える型というか、自ら犯人ですよ〜フラグを立てていきながら犯人ちゃいますねんっていう1人上手闇オチキャラと化します。

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この立ち絵の重ね方ジワジワ来るからやめて

 そもそもぼくのとっておきの秘密を教えてあげるっていうから夏祭りの誘いに乗ったのに、とっておきの秘密が、え!!? そんなこと!!? とか思っちゃってほんとごめんね・・・ たぶん、ルートの進め方として、ヒノ、イソラ、トア、ソウスケ、ユヅキの順番になるのがデフォだと思うんだけど、イソラが別に音里出身でも全然驚かないんだわ・・・ たぶん驚くのはきっとイソラの次のトアあたりの話で・・・ だから、完全に肩透かしを食らった感じになっちゃってほんとごめ〜〜〜んッて感じになってごめんというか(ひでぇ)

 しかしいちご嫌いだっつってんのにいちごを執拗に出してくる時点でこいつが絶対トラウマの原因だわ・・・とは思ってたんだけど、なぜわざわざトラウマを抉りにくるのか、天然ドSなのか・・・? ヤンデレ・闇オチ・天然ドS・監禁という様々な勲章持ちで、おいしいものを食べさせてくれるところからアムネシアのトーマを思い出すんだけど、なんていうか愛情深さというのはあまり感じられなくて感情移入できなくてイソラほんとごめんってかんじで・・・

 でも最終的には自分の身を投げ打ちながら助けてくれるそのかっこよさと、ぶん殴られて失神しても気づいてくれるそのパワーあふれるど根性に、最後の最後で惚れるわ・・・ってなるキャラですね・・・。ていうかこのコ年下なんだよね・・・高2・・・年下らしさを感じないキャラクターのしっかりぶり(みんなバイトしてるからかな?)が非常に不思議だった。

 ヒノルートのNormalでふつうにヒノが死んだので、おいマヂでイソラ死なないでくれよ? と思ってたので死ななくてほんとよかった・・・わたし死ネタというか、死んで別れるのホントダメみたい・・・。ぼくはもうだめだ・・・はやくいって・・・とか、いやいやいや死ぬなよ!? ぜったい死ぬなよ!? ってずっと煽りながらプレイ画面見てたので死ななくてほんとよかった。だれも死なない世界がいいの。ヒノ死んだけど(しつこい)

櫛奈雫 トア

 わたし、前髪が視界の邪魔をしているキャラが苦手で・・・だって前見えないじゃん!? 見えないなら切ろうよ!? って思ってしまって辛かったけど途中から髪の毛あがったから許せるようになった(そんな理由で?!)

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トアくんをクリアすると背中向けた状態のトアくん出てきます

 しかもメガネしてどてら着てっからオタク青年って、トアくんなんのオタクなんだよ!? ネコオタクか!? オタクオタクって、何をもってしてオタクなのか、オタクへの偏見を感じるキャラクター作りにどてらぶん投げたい気持ちだったけど、まあそれはさておき。

 と、とあくんは・・・しゃべり方がすごく可愛いです。まあオタクっていうから謎の早口とか、コミュニケーション障害が原因による話のそれ方とか、典型的な症状が見られるんだけど、たぶんこれは演じてる森久保祥太郎さんの力なのだとおもう・・・。

 しゃべり方ひとつでイラッとするであろう、トアのセリフを「あああ〜トア〜〜可愛いんじゃ〜〜〜〜」っていう気持ちにさせてくれたのはたぶん森久保祥太郎パワーなのでこれは偉大ですね。声って、演じるって、すごく大切なのだなと身に染みました。

 でもトア自身のセリフ自体に優しさというか、純粋さというか、周りから忌避されるであろうものがないからこそ、自然と受け入れられたのかもしれないですね。

 正直アイドルの存在が出てきた時点で「ああ〜!!!! ま〜た どこいってもアイドルアイドルああああ〜!!!(アイドルに人生を狂わされた人間の禁断症状)」って気持ちになってたんですが、まさかトアくんがね・・・そもそもエイトがどんな人かなんてさわさわり程度しか触れてなかったし、興味がそちらに惹かれることもなかったので、「えっ〜!? びっくり〜!?」というより「おおそういう展開ね?」という感じで受け止めました。そこは。

 どのルート進んでもライブ中止にされて、そのたびにトアくんと準備してたユキくんが可哀想で可哀想でたまらなかったのですが、真相編でようやくライブさせてあげることができて本当によかったなーと思いました。真相編なかったらライブを中止されるためだけにやってきた人ですからね。かわいそうでしょ・・・しかも最初から死んでるし、報われなさすぎでしょ・・・。

 できればどうにか、幸せになってほしいと願ってたし、わたしはトアくんならびにね、ユアちゃんがすごく気になってたのでね。

 ユアちゃんが、どのルートでも夏祭りからイチコちゃんが戻ってくるたびに息を切らして帰ってくるのがすごく気になってたんですよ。

 もう1人屍者がいるっていうのは全然気づいてなくて、ソウスケさんに背中みてもらってたし、エイトのときにも屍葬組に押し倒されたときも確認されて安心しきってた上でのアレだったから、ちょっとショックだったかなあぁ・・・殺してないから屍者ではない、というわけではなくて、屍者だけど殺してない、という逆転的発想はやっぱりアレだよね。

建比良 ソウスケ

 ソウスケさんはあれですよね、謎解き専用要員でしたね・・・私の中で・・・攻略対象というより、恋愛対象というより、この人は謎解きをするのに必要なキーマンだ!!! このルートやらねーと、理解が深まらないぞ!? という気持ちで受け止めてしまったので、ソウスケさんを恋愛対象に最後まで見れず申し訳ないことをいたした。

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ソウスケルート終えるとさりげなくユヅキさん出てきてます

 頭カタブツ系なんでも理系思考回路かつ相手の気持ちが考えられない担当なんですけど、まあそこまで重症な人間じゃなかったですね・・・アムネシアでいえばケントさんポジションのメガネ担当なんだけど、ケントさんほど重症ではないです。

 というかこの場合はイチコちゃんの方が理解力があるというか、受け止め方が上手というか、ソウスケも地雷踏んでいかないタイプだったので平和的解決になったというか、人が出来ていたというべきか。

 なので、ソウスケルートは謎解き要素も含んだ話が多かったんですが恋愛感情でもつれる部分もなかったので冷静に見れたと同時に、恋愛ゲームとしては入り込めなかった部分があるので、惜しいことをしたというか、・・・最後に「イチコ」と囁くシーンだけははなまる満点のドキドキシーンだったのでそれを頂いておきましょうみたいな、お話でした。

 ちゅーか、ここまできてまあ、察してくるのは、攻略対象である男性全員は、奥音里出身かつ、8歳で遊びにきたイチコと出会い、恋に落ちてるってことなんですよね。

 ヒノに関しては奥音里での記憶が改ざんされてるのでそのときに恋に落ちたかはしらんけど・・・。

 あの・・どんだけイチコは魔性の女なんだ・・・夏の間に5人の男性(お兄ちゃん含めると6人)をノックアウトしてるんですよ・・・なんだその魔力・・・やべえな・・・わたしも守りたいっていう気持ちになってきてるもんこわ・・・

叢雲 ユヅキ

 この人、シャツにネクタイでばっちしキメてるかと思いきやさ〜、、よく見ると下はジーパンの裸足スリッポン(?)のいでたちなんよ・・・。

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 いやこれジーパンかな? いや夏だからね、、、うん、夏だから・・・。って、なんの話かというと、まあユヅキさんはオレ様オレオレ系の担当かつ、トロフィーをとるとわかるんですが、「理想の上司」らしいです。いやいや理想の上司じゃないよ? ただのワガママこねくりまわし系イライラ上司だよ?

 他ルートをクリアしないと、出現しない、今までの伏線回収しつつ真相にせまっていくルートです。ことあるごとに登場するたびにキレて更年期障害?と思われていた烏丸チカゲたんの謎もするすると回収していく清涼感のあるルート&時々死ぬ。

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ものすごいシャツを開帳していくチカゲたん

 烏丸チカゲたんはなぜ、シャツをあんなに開いてるんですかね? すごく気になって集中できなくなるので、できれば背をむけた立ち絵のままで永遠に会話してたいと思うのもつかのま。

 ちなみにキレキレキャラであるユヅキたんとチカゲたんが両方登場するので、「あ〜!!! もうおまえらそんな怒んないで〜!!」っていう気持ちになるのですが、大丈夫、ユヅキたんの方は、イチコちゃんパワーで浄化されていくので安心の態度軟化が見られます。でもオレサマキャラの割には押しがいまいち足りないというか・・・なんだろうね、ユヅキさんには何か足りない。

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ユヅキさんのお話は時々セルフツッコミが入ります

 わたしとしては、いちこちゃんの思考回路を推理して声真似していってくれるコミカルな場面でユヅキさん可愛い・・・きゅん☆ってなったので、オレ様パワーだけで押し込むキャラじゃないのかもしれない。

 Normalエンドはなんていうかいわゆるここまでわたしが受け入れられないパターンの例のやつなので「あ”あ”あ”あ”あ”あ”」という感想を述べておきます。しかも結果でてるのに選択肢で分岐させて、さらに追い打ちかけるのはやっぱりNormalじゃないよ! BAD ENDってちゃんと死亡ルートにも書いておけや(クワッ)

ハナテ

 この物語の発端となる、イチコのお兄ちゃん。ハナテ。まってくれ、すごい読みづらい。ハヤテ、とかならまだしも、ハナテはどうみてもハテナに誤読するからつらい。

 まずずっと「ハテナ」状態での誤読を繰り返したので名前どうにかなりませんでした・・・? ハテナお兄ちゃんじわる。。。

 まあ、存在自体がずっとハテナ状態だったのであながち間違いじゃないのかもしれませんね、ぶわっはっはっは。

 まあここまで話をすすめれば、薄々勘づいちゃうよね。わたしはヒノルートの時点で、ハナテは人じゃねーわ・・・と感じてたし、苗字が書かれていない時点で、ああこれは血が繋がっていませんわ・・・と察していました。実際のその通りだったわけなのだけど・・・

 お兄ちゃんなぜ1年間もまず捕まってしまったんですかね・・・。そのせいで妹さん危ない場所にきちゃいましたよ・・・なんかいつでも逃げ出せるような雰囲気をだしながら、イチコちゃんがくるまで動かないそのスタンスが謎というか。本当に守りたいと思ってた? 終わらせたいっていう気持ちがもう、奥音里に戻った時点で芽生えていたのかもしれないなーと思いました。

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突然のポニテ要素に動揺を隠せなくなる

 あとハナテお兄ちゃんは、立ち絵を見たらわからなかったんだけど、スチルを、見たら、なんとなんと、ポニテ男子だった・・・・・・・・。プリストの八神陸くんみたいな出で立ちだった・・・。だからこの最後の最後で「ア”””ッ おにいぢゃん!!! イ”イ”」ってなったのに、おれごと燃やしてくれ・・・ってマッチ託されて、わたし発狂ですから・・・・!!!! 

わたし「アッ!!! おにいぢゃん好き!!」

ハナテ「燃やしてくれ・・・・」

わたし「ホワッツ!!!!!? ワット!!!?」

  まあなんか燃やしてほしそうだったので、マッチ投げる選択肢を迷わず選びましたけどね・・・月読もお兄ちゃんルートまでくるとほんとうざいだけなので一緒に燃やしたかった・・・(酷い)

 お兄ちゃんが超人屍者だったというオチはなんていうかね、これはとりあえずミステリーじゃないんだわという裏付けなんですよね。確かに推理すべきところはできて、解決するべきところは解決するところがあって、でも肝心要の部分はこうだから、・・・

7'scarlet(セブンスカーレット)の感想をまとめると

 シナリオ的には、犯人はヤス、とかのポートピア連続殺人事件を揶揄しつつ、登場するヤスはマジ使えない挙句、口からぽろぽろお漏らしすごいから、仲間になんか絶対なってほしくないと思ったら仲間になってくれて案の定最低マンになるわだし、軽井沢が舞台のゲーム、ということで、かまいたちの夜あたりを意識した作りにしているんだなーというのはわかったのだけど、かまいたちの夜はやっぱり意味不明シナリオを含めて傑作なので、そのあたりをオマージュしながら作ってるっていうのを感じてしまうと、セブスカでテーマとしていた生と死が霞んでしまうというか。

 舞台的には、あと「ひぐらしのなく頃に」を連想するところと、「黄泉がえり」がごちゃまぜになり、さらには記憶喪失ネタも若干まぜて「アムネシア」状態になってて、それに恋愛を無理矢理ぶちこんだ出来になってしまっているんだけど、両方をうまくやろうとするにはやはり難しく、でもどちらも消化不良になるわけでもなく、おおっすげぇ、というよりは、中々収まりどころのよい、オチに終わったって感じでしょうか。

 ただやっぱり乙女ゲームとしての表現力は弱かったかなぁ。筋肉質筋肉質って筋肉ばかり見るイチコちゃん・・・形のよい眉と形のよい唇な・・・あと香りの表現。どうしても同じ表現が繰り返されて、イチコちゃんがドキドキするのに、そういう相手の身体的な特徴からしか彼女は落ちてないのかな?って感じてしまう。

 心のゆらめき、というか、落ち具合が足りないというか、一緒に過ごした時間や、攻略対象である男性の態度、というか、気遣いというか、まあそこらへんを8歳のいちこちゃんで巻きとってしまった分、現在の20歳(かな?)になって記憶が混濁している状態のイチコちゃんが共に恋に落ちるには難しかったというべきかな。

 ただ、ヒノくんだけはまあ、魔性の8歳のイチコ攻撃の記憶が薄れてるので、ところどこに「お前可愛くなったよな」とか「お前と一緒に暮らすのも悪くないかな」とかまあ、距離を縮める感がでるといいますか(これは奥音里にいって、記憶をお互いに取り戻しかけてることで、当時の想いが巻き戻ってる感じがありますけど)

 もう1回イチコちゃんに恋をさせるべきだったというのだろうか・・・うーん、物足りない。。あとご褒美がほとんどなさそうなんだけど、これほんとにご褒美ないんですか・・・? ご褒美スチルとか、ご褒美の後日談とかゼロなんだけど、全スチル集めたら出るのかな? 

 あとユキくんの伏線がうまく回収しきれなかったんだけど、ユキくんは母違いのユヅキの弟ってことでよろしいのか? 謎がまだ残しつつもとりあえずまあ終わった!? これで終わり〜!!!!? あ〜〜〜〜〜〜!? って言う感じの素早い感想をここに置いておきます。