皆さん、マジLOVEスターリッシュツアーズは観ましたか?
私は何と、観てしまいました。
とりあえず一つお伝えしたいことがあります。
飛行機になりたい人は、ぜひマジLOVEスターリッシュツアーズを観に行ってほしいということです。
これは私がうたプリのファンで、うたプリだから見て欲しいというより以前に、
エンターテイメントとして!!
ライブとして!!
このマジLOVEスターリッシュツアーズを観て欲しいとそう思ったのと
皆、飛行機になってほしいという願いを込めてこの記事を書きました。
そして観ていただくきっかけになるようなことがお伝えできるように、ネタバレなし、で書こうと思うのですが、すごく難しいですね!
一応、以下は個人的にこれはネタバレには含まれないだろうという個人の価値観において書いているのですが、もはや何がネタバレなのか正直いってわかりません。
気をつけて書いているつもりではありますが、第三者にとって何がネタバレなのかまでは私には具体的に判断することができませんので、もし、何一つも情報を得ずにいたい方は読まれないことをお勧めします。
【ネタバレなし】だと思われるマジLOVEスターリッシュツアーズの感想
まず、映画のジャンルはさすがにネタバレにはならないですよね…
アイドル物で、内容はライブアニメーション映画(だと私は)思っています.
このあたりの属性は予めお伝えしておいたほうが良いと思うので明記しておきます。
普通のアニメ映画として見に行くにはハードルを高く感じるかもしれません。
しかしながら、まずアニメとしての出来というものに興味がある人は、とりあえず見に行ったほうがいいかもしれません。
本作はCGアニメーションのクオリティ自体がとても高いと個人的に感じています。
そしてライブアニメーション映画として成立するのに大切な音楽のクオリティもかなり高い。
歌以外の謎シーン(特に出だし)があるので、「これはどういう意味なんだろ~」みたいなところもありますが、追いかけてるファンも「これはどういう意味なんだろ~」という状態になっているのがうたプリだと私は個人的に思っています。
つまり、初見で理解できなくても、10年以上作品を追いかけても「え?」ってなるのがうたプリだと私は考えていますので、初見の方も安心して「理解できんかったわ~」となってください。それが通常の反応です。
完全に理解した…となったら一緒にうたプリを応援しましょう。
あなたも今日からプリンセスです。
さて、マジLOVEスターリッシュツアーズは、うたの☆プリンスさまっ♪という実は乙女ゲーだったことを忘れがちになってきている女性向けコンテンツの劇場版アニメーションとして2作目にあたる作品です。
2作目、ということで前作があり、前作であるマジLOVEキングダムの公開が2019年6月14日でした。
さらに2作目となる今回のマジLOVEスターリッシュツアーズは、2022年9月2日公開と、前作の公開から、約3年の期間を経ています。
私は正直な話、この3年の間に一体何が起きたんだと驚きました。
そもそも、うたの☆プリンスさまっ♪という作品自体が、アニメーションのオープニングで踊るという当時では話題性のある作品であったということを前提だとしても、驚きしかありません。
以下のマジLOVE1000%というこの曲については、アニメを追いかけている人にしてみれば何となく聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
うたプリといえばこれですよね。マジLOVE1000%。
うたプリは地上波放送するアニメーション作品として、マジLOVE1000%、マジLOVE2000%、マジLOVEレボリューションズ、マジLOVEレジェンドスターと4期までアニメを公開してきました。
1000%の放送開始は2011年、マジLOVEレジェンドスターは2016年放送であり、約5年間かけて4期まで、走ったことになります。
なお、毎年のペースで放映していたわけではなく、例えば2期と3期には2年ほどのブランクがあったりします。
さらに冒頭でも記載通り、劇場作品の1作目となる「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」が2019年に公開されましたが、まさかのぶっ通しのライブアニメーション映画であったことが要因で、ほとんどのファンの日常生活が破壊されたことが(私の)SNS上で話題になりました。
ほとんどのファンの日常生活が破壊された結果なのか、映画配給会社・松竹での2019年度におけるマジLOVEキングダムの興行収入が、1位の18.2億を記録しました。
このような松竹だけに破竹の勢いを見せたマジLOVEキングダムに続く2作目であることから、マジLOVEスターリッシュツアーズへの期待も高まる中での満を持しての公開となったのです。
今まで見てきたライブアニメーションたちとの違い
突然ですが、私が一番最初に浴びたライブアニメーションとしては「KING OF PRISM by PrettyRhythm」で、それまでこうしたライブアニメーションは全然体験したことがない人間でした。
「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を見たときのあの衝撃は今でも忘れられません。
あれは劇場で見ておいて本当によかった作品です。
私はバカなので初見オールナイトしてますが、こういう作品は初見オールナイトしても大丈夫ですよ、生き残った私(サンプル数1)がいうのですから間違いありません。
ただし、疲れてしまいました…。
人間は想定外の情報をぶちこまれると脳がやられるようなので、この点はお気をつけください。
当時の様子は以下のブログで紹介していますので興味がある方を読んでみてください。
なお、キンプリを観たことがある方は多いかもしれませんが、マジLOVEスターリッシュツアーズは、キンプリの映画とはまた異なってストーリーはなく完全にライブのみで構成されています。
映画館というよりライブ会場に入ったと考えるとわかりやすいです。
そして私はキンプリ以外にもマジLOVEキングダムが上映していた同時期(2019年)にはじまっていたバンドリの映画も見に行きました。
これは、
- バンドリファンの人をマジLOVEキングダムに連れて行く
- うたプリファンの人をバンドリフィルムライブに連れて行く
というお互いのコンテンツに引き込み合うという状況で見に行ったのですが、めっちゃ楽しかったです。
そもそも私がバンドが好き、さらに女の子のバンドが好きなのでバンドリは絶対好きなので、そりゃ見たら好きに決まってるだろぉ…!!! という感じの出来でした。
ちなみに、うたプリとの共通点として、音楽プロデューサーである上松範康さん、そしてその上松さんが率いる音楽クリエイター集団「Elements Garden(エレメンツ ガーデン)」がうたプリ、バンドリ共に音楽に関わってらっしゃいます。
うたプリファンとバンドリファンが上松範康氏でつながる謎の瞬間なのでした。
他作品のライブアニメーションについても見てきた上での感想をお伝えしたくって、観てきたよ、というくだりで上記を挙げました。
5年前にキンプリ、3年前にバンドリ、そしてマジLOVEキングダムを見た時だって、本当にアニメーション自体がすごいというか、ライブというものの描写自体がこんなに進化しているのだなと私は驚いていました。
そして、ライブアニメーションを連続で浴び続けた結果、どこか慣れてしまった気もします。
私はとても強欲なので、良いものを見てしまうと、それを標準ハードルにしてしまうので、次に期待しがちです。
その感覚がまだ残っていたのでしょう。
私はマジLOVEスターリッシュツアーズを見る前は、前作のマジLOVEキングダムに、相当囚われていたのだなと気づきました。
突然なのですが、
このリンクでマジLOVEキングダムの実際の作中でのライブが見れますので、どんな雰囲気の作品か、ぜひ再生してみてください。
さらに続けて、今回のマジLOVEスターリッシュツアーズの予告映像を観ていただけると幸いです。
どうでしょうか。
2019年のマジLOVEキングダム、そして今年2022年のマジLOVEスターリッシュツアーズ。何か大きな違いを感じれたでしょうか。
私は、この予告映像を見ただけでは、前作のマジLOVEキングダムと何がどう違うのか正直よくわかりませんでした…。
3年も時間が経過してしまったせいか、もう一度マジLOVEキングダムを見るという認識になっていたような気がします。
つまり、マジLOVEスターリッシュツアーズの予告を観て、「またマジLOVEキングダムのようなライブが見れる」と単純なそれだけの気持ちに支配されていました。
そして予告映像を見る限りの感想として、前作のクオリティとして同じものが担保されているのだろうとは考えていました。
現在、マジLOVEスターリッシュツアーズの本編を観て思うのは、この予告編だけを観て満足して、「マジLOVEキングダム」と一緒だろうな~と考えて、劇場公開されている現在、この瞬間をスルーしてしまうのは激しく勿体ないということを本気でお伝えしたいです。
うんうん、うたプリね、そういえば前も劇場版やってたよね?
あれの続きみたいなもんかな?
1回は見たからどんなもんか頭に入っているし、お腹いっぱいだし大丈夫だわ…
ってなりがちだと思うんです。なぜなら私もそんな人間だから。
…しかし待ってください。
以下は本作のキャラクターモデリングディレクターを担当されている宮嶋さんからのツイートです。
舞台挨拶でCGモデルについても言及して頂いてるんですねー嬉しい😇
— 宮嶋克佳@CGのお人形屋さん (@Miyaziman) 2022年9月4日
流石に詳細は書けないけど、今回は肌露出の多めな衣装があったので全員身体をまるっと一新しとります(パンフでも答えてたハズ)。
シェーディングで立体感ぶっ飛ぶ分を加味してるからキレッキレなイイニク…(文章はここで途切れている) https://t.co/mlj2KQBxXQ
全員、身体をまるっと一新?
つまり…生まれ変わりって…コト!?(?)
ただし、生まれ変わり具合(=一新)が予告映像ではそう言われてもよーわからん感じになっているのがミソです。
なぜならマジLOVEスターリッシュツアーズは、急に本気を見せてくるようなアニメーションだからです。
マジLOVEスターリッシュツアーズを観に行ったら飛行機にされた
急に本気を見せてくるようなアニメーションとは何なのか。
私は映画館でライブを見ていた…のですが、どうも異次元な気持ちで見てました。
普通にライブを見てても、映画を見てても、こんな感覚にはならないと思います。これが不思議なんです。
私はずっとこの気持ちは一体何なんでしょう? と思っていました。
私が今まで見てきたライブアニメーションの中で、
マジLOVEスタリッシュツアーズは、ライブに対する没入感がひと味もふた味も違いました。
これは重大なネタバレをしてしまい申し訳ないのですが、マジLOVEスターリッシュツアーズにどうしても興味を持って欲しいので重大なネタバレを最初からしてます。
マジLOVEスターリッシュツアーズを見に行くと、飛行機にされます。
私が現時点で5回以上、搭乗した上での感想です。
これ、感覚として間違ってないと思ってるんですが、私はどう考えても飛行機にされてたんですよ。
そうじゃなきゃあんな風にライブを見ることができないんですよ。
どう考えても飛行機なんですよ。搭乗してる。だからこそ、あんな感じであんな風になる全てが説明できちゃうんです。
とにかく、マジLOVEスターリッシュツアーズを見に行くと、なぜか飛行機にされます。
いつだって夢はこの7人から♪
そして始まりは君と♪
さあST☆RISHと一緒に、世界中に愛を届ける旅(ステージ)へと出かけよう!
って笑顔でツアーに招待されたと思ったら、お前が飛行機になるんだよ!!! ってST☆RISHに歌で飛行機にされました。
とにかく、予告映像だけを見てるのはもったいないです。
なぜなら、あの先でもっと飛行機になりますからね。(?)
予告映像ではまだ車輪がでて離陸準備の段階ですね。
私のように、劇場公開前日に予告編を見て、ア~ハハ、飛行機が地球撃ってる~!!! とかに気をとられている場合ではありません。
劇場公開前、私は予告を舐め回すように観て、突然撃たれる地球に夢中でしたが、本編はそれどころではありませんでした。良い意味で完全に裏切られました。
気がついたら飛行機になってた。
とにかく飛行機になりたい人と、アイドルが好きな人、ライブが好きな人にお勧めです
今作を初めて見るのであれば、ここまでアイドルは歌って踊るのかと、そこにいる、アイドルがそばにいるということを人生で初めて感じることができるのではないでしょうか。
なお、前作であるマジLOVEキングダムとの大きな違いとして、3グループの出演(ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENS)が、1グループのST☆RISHのみになっています。
3グループの時には7名、4名、7名の総勢18名のアイドルがグループごと、ユニットごとにステージを見せていくものでしたが、今回はST☆RISHという1グループのみで、登場するのは7名のみです。
そのため1人1人の見せ場が大きく、誰がどのシーンでカットとして映ったとしても、ST☆RISHそれぞれの特性、魅力が溢れでています。
ぜひ、歌って踊るライブアニメーションとはどういうものであるのか、
アイドルと音楽とアニメーションの融合が2022年の現在、どう進化しているのかを観てみたい方は、劇場で公開している今のタイミングで体験されることをお勧めします。
さらに、本作はライブアニメーションとしてもうひとつ大切な音楽がメインの作品でもあります。
音楽を聴く際の迫力を得るのに映画館は欠かせませんし、大きなスクリーンでこうしたクオリティの高い作品を見ることができるのはこの時期だけです。
ぜひ人生におけるアクティビティ体験の一つみたいなイメージで、マジLOVEスターリッシュツアーズを体験し、飛行機に生まれ変わってください。
飛行機に生まれ変わったら、ぜひマジLOVEスターリッシュツアーズの感想をよろしくお願いいたします。
皆さんの感想で給油することで飛行機になった私たちはまた旅立つことができます。
ご協力よろしくお願いいたします。
次回はネタバレあり、でマジLOVEスターリッシュツアーズで絶対見逃してほしくない!ところとなぜ飛行機に生まれ変わったのかをお伝えできればと思います。